それぞれ本当の心地よさを追求する。
【BEFORE】キッチン
食器棚の脇をすり抜けて和室まで食事を運びます。
高齢のお母様の一人暮らしの住宅で、 年齢による身体の衰えもあり、なかなか片付も思うようにはできません。
キッチン空間としては十分に広いのですが、食事は隣の和室でとるため運ぶ距離も遠くて不便で、リフォーム後にも使いたいお手持ちの食器棚・カウンター等もあり、その設置場所も欲しいとのことでした。
以前から、対面式のレイアウトに憧れがありましたが、予算的にも節約はしたいので、施工効率も考えた配置にしたいと考えていらっしゃいました。
築年数は経っていても、とてもしっかりとした造りの木造住宅です。このまま住み続けたいという施主様の希望により、日々使用するキッチンを快適にすることを考えました。
そのダイニング・キッチンは広さは8畳の空間で、対面の配置にするには難しい真四角な部屋です。そこで、シンクだけを対面にして、その周りは四方全て通路がとれるようにしました。高齢なお母様でも効率よく移動が出来るレイアウトです。
また、お手持ちの家具の寸法と使い方を確認し、設置位置も施主様とじっくりとお打ち合わせをしました。
コンロの位置は変わらないため、排気口位置は変わらず、外壁に新たに穴をあけることも無く、その分の施工費を抑えることも可能となりました。
見違えるようなキッチンになり、とても嬉しいです。全体的な金額も納得いくものとなりました。
作業中には一番立っている時間の多いシンクから人の集まる和室が望めるので、気持ちも明るくなります。
システムキッチン「リシェル」の機能は、ショールームで事前に現物を見て説明を受けながら選んだものなので、自分にぴったりのオリジナルな組み合わせとなりました。
毎日の食事の支度が楽しくなりました。